このレビューはネタバレを含みます
ハラハラするシークエンスが多くて、スパイアクションの醍醐味を味わえる楽しい初見だった。ラストの列車のサスペンスフルなアクションシーンも、しつこ過ぎるけどそれが良い。
いよいよ本当にトムが過酷なアクションをするためだけにストーリーの大筋とは直接関係ない問題が次々に起こる笑 まーたマスクマシン壊れてるよ。
一方で、冒頭の砂漠で伏せてる時のトムのおじいちゃん感に改めてハッとする。年相応の顔面の皺がIMAXでよく見える。その歳でこれだけのアクションをこなしているということを改めて印象付ける。
今作は意外とコメディのバランスが多かったような気がする。列車へのパラシュート突入の運感とか、鍵が不自然にどっか飛んでくし、なんか要所要所がお間抜けな感じ。そこがそんなガバガバなんや。
不運に見舞われ続けるエージェントということで、イーサンがだんだんバイオのレオンに見えてきた。泣けるぜ。全体的なM:Iシリーズのコメディの抜け感好き。ホワイトウィドウは完全なネタキャラと化す。
IMF新人教育は新しかった。今までは既に訓練を受けたエージェントしか出てこなかったし。俺もトムのOJT受けたい〜
手品や列車を舞台にしたアクションと、1のオマージュも多かった。
毎回お決まりの似た配置だけど、毎回勢力が多すぎて複雑で、分かったりよく分からなかったり。
特に今作は正体不明の"それ"とガブリエルの、敵組織の構造が特殊でそれを掴むのがむずい。ベニスでのイルサが死ぬまでの流れはいまいちロジックが分からなかった。
本当に中間地点な終わり方。イーサンの過去とあの女性、その辺は何も明かされず。きっとイルサが死んだ意味もそこと重ね合わせなんだろう。
これは後編を観ないことには真の面白さは決まらないかな。
【鑑賞回数】1
【鑑賞履歴】
・2023/8/1 🎞️T・ジョイPRINCE品川【IMAX】