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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのwisteriaのレビュー・感想・評価

4.1
昨夏(2023)、記念すべき岡山県初のIMAXで観たきた作品。迫力と音響を体感するという点では、トム全身映画人クルーズさんのライフワーク的作品は劈頭を飾るにうってつけ!バスター・キートン直系の体当たり映画術を現在に引き継ぎ、また今作ではシリアスのみならずクスッと笑えるアクション(例の街中手錠カーチェイスとか)なんかもあって新境地も楽しめました。私の好きなレベッカ・ファーガソンの出番が少な目だったのがちょっと残念だったけど。

という話ではあったのですが、Netflix配信中ということでiPadで落ち着いて再見していると、うーん、そこはどうなんかなーなどと思うシーンもちらほら。中でも、個人的に気になったのは、まあこれは最近流行りの演出なのかもしれないですけど、例えば、冒頭のミッションを伝えるお馴染みかつお楽しみのシーン、あそこでイーサンがテープのスイッチを入れる前に'Good evening, Mr. Hunt.'の音声が観客には聴こえだしてるんですが、あんなせっかちな編集、要る?ここだけでなく他でもそういう先走り編集があるんですが、個人的にはアクション映画でああいう先見せするのはあんま良いと思わないなあ。。ポチッと押して音声が流れ出す、そのちょっとした間が素敵なんじゃないの。

先見せといえば、まあこれは多くの人がすでに指摘してることでしょうけど、例の崖からバイクでピョーンのところも、そりゃあもちろん圧倒的に凄い画なんだけど、予告であまりにも見過ぎました。。

時代なのかもしれませんが、映画館の中ではYouTube的な広告とちょこまか編集じゃない、余白をたっぷりとった大人の魅せ方であっても良いのではなどと最近は思っていたりも。

などと多少のあれこれはあっても、全体としては岡山IMAX初上陸に大満足で、その後もいろいろここで観てはいるのですがまだレビューしていないものが溜まっているので、追って書いていく予定です!

※追記
冒頭アブダビの空港の場面で、グレース(ヘイリー・アトウェル)とイーサン(トム・クルーズ)の会話に出てくるsingle-oという英語の表現について考察したnoteが2つあるのでそちらも良ければあわせてどうぞ!

https://note.com/wisteria561/n/n75cf28dafd96

https://note.com/wisteria561/n/n871c38c3a781
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