ベーリング海でロシアの潜水艦セヴァストボリが推測航法(=デッドレコニング)で潜航していた。ステルス性能を持っていたがアメリカ軍の原潜に見つかり魚雷を発射され反撃する。だがセヴァストボリはバグを起こしていて自らの魚雷が命中し沈没する。アムステルダムにいたイーサン・ハントはIMFからの届け物を受け取る。中には鍵を探せとあり、その重要性は知る必要がないと言い渡させる。
▶︎人気アクション・シリーズの第7作目らしい。1作目以来の鑑賞となる今作でも楽しめた。
アクションは勿論だがインテリジェンスの世界としても流石の完成度だった。トムの実年齢を思い、どこまでがスタントなしなのかと本筋と違った見方もまた出来るところも凄い。
AIが自我を持つことの恐怖が情報機関をどう変えるかの現代的なテーマのアップデートが紙に回帰するは真理だよなと思いつつ、スパイ道具が活躍しないのは寂しく、そこはパート2に期待したい。
時勢に合わせた内容と身体を張った撮影を兼ね合わせた良いエンターテイメント作品で、観てない前作も観てみようと思わさせた。
WOWOWの『トム・クルーズ特集』にて鑑賞。