『去年マリエンバートで』に影響を与えた小説が何故か1974年にイタリアで映画化。『インセプション』繋がりでこんな映画を発見。
ボートに乗る逃亡犯の男がマカロニウエスタンに出てくるような荒野が広がる孤島に辿り着く。博物館のような建物を見つけるが廃墟のようで誰もいない。しばらくサバイバル生活をしていた男は、誰もいないはずの無人島で音楽に合わせダンスを踊る正装した紳士淑女を見つける。男は1人の女性に恋をするが女性はガン無視。彼女は島に住むモレル博士といつも一緒にいて、島の人々は毎日同じ行動をしている。
これは夢か現実か??
カメラが発明された頃に、撮られた人々は魂を吸い取られるという概念に基づいて戦時中に書かれた小説なので当時の背景を考えると斬新なお話だったのでしょう。前半30分以上セリフがなかったけど何だかのめり込めました。