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コリーニ事件のaaaのレビュー・感想・評価

コリーニ事件(2019年製作の映画)
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ドイツが舞台というだけでは真実はなっから察してしまうものがあるがストーリー云々ではなくとにかく映画という媒体の魅力を最大限まで引き出している
不要なショットはひとつもなく表現もセリフも限りなく控えめ、最小限でいて作中全ての動きに納得感をもたせてくるのには舌を巻く
呆れるほど細かに回想が挿入されるのだが、それがまたくどくもわざとらしくもなく過去と今を実に上手くオーバーラップさせていた
視覚的に美しく情緒的なロングショットの多用もこの作品に広がりや余韻をもたせていたと思う
物語が動き出すまで焦れもするが穏やかでありながらヒリヒリする緊張感のなかで退屈を覚えることはない
総じてとても洗練された作品でありフランコ・ネロの圧巻の演技が深みを加えていた
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