就労支援用のVRゲーム、VR職場の話。たくさんのニートが優しい上司のいるVR職場を使っている。3行入力しただけで褒められるぐらいの激甘っぷり。そのあまあまのホワイトな仮想の職場を作っているのが現実のブラック企業だった。技術のことは何もわからないけど高圧的な部長や、部長と社員の間に立つ緩衝役の男などブラック企業のリアルな感じがよかった。残業する時に頭下げさせられたりね。
ゲームを遊ぶこと自体は無料だけど課金してもらわないといけないからガチャとか職場恋愛のアップデートを部長からやれやれ言われている。(よりレアな上司をガチャで手に入れたらレアの低い上司は進化素材に使えるシステムらしい)
AIの反乱、何のために働くのか、真面目な人だからこそ狂ってしまうなど面白かった。追い詰められた労働者という共通項を持つ創造主とAIは似ていて表裏一体なのかもしれない。30分以内で観られて気軽に観やすい。でも続きが観たいと思うような終わり方だった。せっかくAIにつくのだったらあの課長に一泡吹かせて欲しい。