カナダより愛をこめて

花と雨のカナダより愛をこめてのレビュー・感想・評価

花と雨(2019年製作の映画)
1.5
僕はSEEDAのファンで、花と雨は彼のアルバムの中でいちばん好きなアルバムです。
1ファンの意見として言わせてもらうと、この映画は失敗してると思います!
アルバムに刻まれていた痛みと苦しみが描かれていないです!

序盤で語られるロンドンでの少年時代は、もっと辛いものであるべきだったのでは?
アレだと、なんやかんや遊べてるようにしか見えない。

高校生活がいかにキツかったかが伝わって来ない。引いた画で暴力描写がよく分からず、軽くなってしまっている。

お姉さんの死の真相がボンヤリしている。
こちらに委ねるにしては、必要な情報が足りな過ぎてる。
この後の、お姉さんの部屋で、主人公がリリックを書くシーンはもっとズッシリ来るものになるハズなのに、全然グッと来ない。
同じ理由でラストの花と雨のレコーディングシーンも、笠松将のラップが上手く映っているだけに勿体無い。もっといいシーンになってたハズなのに.....。

全体的に、mvのようなカット割や暗転の繰り返し等が、話運びを台無しにしており、寧ろ古く感じてしまった.....

けど、吉田のラップを始めた後の暮らしが追えるので、アルバムの補足にはなってると思いました。SEEDA入門には、、、、、、、ギリなっていません!
アルバムの花と雨の方は、SEEDA入門としてオススメです‼️