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花と雨のbibooのネタバレレビュー・内容・結末

花と雨(2019年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

SEEDAやSCARSのこれまで歩みだったりJHIPHOPの流れをある程度知っていたら今作はある程度答えあわせ感もあってそれなりに楽しめると思う。HIPHOPは大好きだけどその状況をそんなに知らずに見た私は映画としてあんまりよくわかんなかった。演者のラップ実演が観れると思ったらラスト30分でちょろっとするくらいで、ほぼほぼドラックディールの描写オンリー。実話ベースのフィクションにしても闇組織が胡散臭すぎるし、吉田のキャラもあんまり伝わりきれてない気がした。日本語ラップシーンに影響与えたアルバムを取り上げた作品であるなら、別にリアルに忠実にしなくてももう少し制作風景やラップメイキングの感じが見たかったな。バックボーンは若干伝わってきたけど、アルバムのストーリーとしての盛り上がりに欠けた。
邦画作品内で俳優がラップをすることに関して指導者のモノマネになってることが散見される。指導を踏まえてその演者なりのフロウが聞きたいと思うのはわがままだろうか。映画内のラップ実演がうまかったのTOKYO TRIBEの染谷くんが個人的な暫定の最上だな。
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