花と雨の8637のレビュー・感想・評価

映像美のエグさは良いんだけど逆にそれがないとスタイリッシュに見えない。撮影と照明は本当に良いんだけど...
2000年代のヒップホップ文化の印象が今よりどれほど悪事一辺倒だったかは分からないけど、格好良さを履き違えているかのようにキレるから嫌われていたんだと思う。その中で家庭、スタジオ、クスリの事務所、留置所と様々な経験を経て未熟な少年の芯が作られていく。
態度だけ達者だけど完璧になりきれない姿が笠松将らしい。