昨今のSNSの使われ方に警鐘を鳴らしているようで、ほぼほぼヒャッハー！なノリの方がメインだったバイオレンス・アトラクション・ムービー。
下着にガウン、可愛いスリッパ、そして銃というコントラストの強いファッションに身を包んだ困り顔のダニエル・ラドクリフって絵面が既に面白い。
更に手が使えないならではのシュールなシーンを沢山見せられてしまったらどうしたって笑ってしまうんだ人間は。
加えて、ゲームっぽく爽快感の強いアクションシーンなんぞ見せられたらもう劇中の観客と同じように盛り上がらない訳がない。
序盤、ネット荒らしなんて良くない！現実にこんな事してるの？犯罪じゃん取り締まれよ…と思っていたのが最早嘘のようだ。
気付けば、もう道徳心はどこかに消え失せてしまっていた。
今になって、観客側の気分を簡単に体験させられてしまったのは結構怖い事だったんじゃないかと思い始めた。
現実で起こっているどんな重大なニュースでも、ネットを通した途端、娯楽化されてしまうようになった現代社会。
SNSとの向き合い方、気を付けていきたいですね。
