冴えないゲームプログラマーである主人公が、裏サイト「スキズム」での荒らし行為をきっかけに、両手に銃を固定され、殺し合いのデスゲームに参加する、ブラックコメディアクション。
ダニエル・ラトグリフ出演の変な映画シリーズ。デスゲームではあるものの、ミステリ的要素は皆無で、その代わり?にSNS的な悪ふざけ、ぶっ飛んだアクション、スパイス的な社会風刺、そして何よりぶっ飛んだアクション。おバカB級映画であることは間違いないですが、承認欲求VS自分が本当にすべきことという、現代的なテーマが入っているのことが面白いです。苦いというか「まぁそうなるわな」的なエンディングも良かったです。
ダニエル・ラトグリフ演じる主人公マイルズはもとより、サマラ・ヴィーウィング演じるニックスが最高です。キリッとした顔で、退廃的な造形がとても合っていました。「金曜日の恋人」という台詞、最高です笑。
物語的に無理やり感はありますが、そんなものは勢いで押し切ってくれる、良い「変な映画」でした。