No.3823
『街の上で』も『あの頃。』もドハマりで、今泉監督の映画は大好きなのに、
これは・・・・ちょっと。。びっくり。説明過多、説明過剰の典型みたいになっちゃってる・・・。なんで??
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私は元々、田中圭が苦手なので(実年齢と役柄が合ってない出演作が多いように見受けられるから)、
彼が本作で超絶モテキャラであることの違和感は、この際、おいておくとして、
誰かが誰かに寄せている想いや、その想いから発する行動の動機、そして「好き」という言葉、
・・・・ぜーーーーんぶ言っちゃってるじゃん。
マジで全部説明しちゃってるし、言わせちゃってる。
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ともさかりえと旦那と田中圭との、理不尽な別れ話のシーンに面白さを少しでも見出せていれば、せめてこんな低評価になってなかったんだろうけど、
あそこでもう、完全に離脱してしまいましたw コントじゃん。
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「好き」という言葉を言わせないで、誰かの好意を表現するのが日本映画の良さだと思ってるんだけど、
もうそういう考え方が古い、と言われてしまうのであれば、私はもう老害でいいです。
「え?? だって、好意を伝えることの大事さを描いた映画じゃん!!」って言われれば、
「はいそうですね、すみません」と先に謝っておきます。
それがわかっててもなお、私に刺さるところはまったくなかったことは事実なので。
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もちろん、よかったところもあります。
志田彩良の演技は凄くよかったし、
ワンシーン出演のSUMIREも存在感があってとてもよかった。
浅野忠信の子供というと、SUMIREの弟にあたる佐藤緋美も大注目ですね。
『ケイコ 目を澄ませて』は、彼なくしては成り立たなかったくらいの重要な役でした。