以前にも見た『クリントン・ロード 最も呪われた場所』がそれはそれは酷い有様だったので場所にまつわる呪いの話は話半分で聞くようにしておりましたが、さすがに『クリントン・ロード』よりは見るものがあったように思えます
そもそも「アメリカで最も呪われた通り」で舞台がニューヨークの片田舎だというのに製作がカナダというのがもうよくわかりません
奴隷の子どもを身ごもった妻を夫が殺してしまったとか、クラクションを3回鳴らすと人食い兄弟が襲ってくるとか、そんなバックアウト・ロードでおこったと噂される都市伝説と、その都市伝説を夢で見ると死んでしまうとか、色々な設定を盛り込みつつうまく消化できていないのでよくわからないまま進んでいきよくわからないまま終わってしまったというのが低評価の原因でしょう
あとまあ最終盤で唐突にルールが追加されたのも良くないと思います
とはいえなぜかスプラッタ表現だけは頑張っていましたので、96分のうち6分くらいは見ごたえがあるのではないでしょうか
心霊系のホラーと見せてスプラッタに力を入れるから余計に恐さがとっ散らかってしまったのではないかと思わなくもありませんが、もしかしたらそもそも呪いなんてきっかけにすぎず、もっとわちゃわちゃと楽しむものなのかもしれません…といいつつポップコーンムービーにしてはシリアスすぎるんだよなあ
