猫

そこにあるものの猫のレビュー・感想・評価

そこにあるもの(2010年製作の映画)
3.8
題名に惹かれた。
舞台は老人ホーム、住人は目の見えない人達。日本語字幕がついてたので言葉がとても分かりやすかった。
上映後のリモート挨拶で監督が“愛”を撮りたかった、と話されたけど
照れるじゃん、
言われなくても、ものすごく感じたよ。労りの慈しみの心を。それが愛。

合わせめを指で確認しながら、ゆっくりと。
!鶴の出来上がり🎵
全てを受け入れた自分を、生活を愛する人達を、
観ているだけで心がとても安らいだ。
何気の夏みかん。見守る昭和の男、ここにあり。
花のシーンでは、この人本当は目が見えるんじゃないか?と思うくらいさりげない優しさが素敵でした。
1週間限定上映ではちょっと勿体ない。
とても優しい気持ちになれる映画です。
ぜひご覧下さい。

あ、監督
リモート挨拶で話しすぎないように。説明過多にならないように(笑)
映画で思いは十分伝わります。
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