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イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-のどのネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

あらすじに惹かれて鑑賞してみたら、途中で個人的に苦手なタイムループものだということに気がついた。それでも草だけでこれほど話を広げられるなんてと純粋に感動した。しかし、全体的に話が抽象的で結局具体的なことは何もわからなかった。個人的に一番ぞっというか、驚いたシーンは最初夫婦だと思っていた男女が実は兄妹だったという部分だった。
 あの岩と草がなぜ妊婦の赤ちゃんを欲しがっているのかそこが一番よくわからなかった。映画を鑑賞した後、色んな考察や解説サイトなどに目を通してみたものの、イマイチどれもしっくり来なかった。カンザス州の風俗史なども何か関係している?
 あの草から出られるのは改心がきっかけとなっていて、キリスト教では重罪とされている中絶を勧めた主人公と、子を里親に出そうとした妊婦は改心あるいは懺悔したから、草から出られたという解説を見かけたが、劇中ではあの岩は先住民が現れるよりもずっと前から存在していた、いわゆる土着の神という説明があったが、キリスト教と土着の神は相反するものだと思うので、草から出られるきっかけは改心や懺悔といったキリスト教的な行為ではないと思うものの、岩が赤ちゃんを欲していた理由が他に思い浮かばないのであまりすっきりしない。個人的には草や岩に関するもっと具体的な説明が欲しかった。
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