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ファイアー・ウィル・カムのpoのレビュー・感想・評価

ファイアー・ウィル・カム(2019年製作の映画)
3.7
東京国際映画祭4本目。今更のレビュー・・。
山火事を起こした男が村に帰ってくる。母親とつつましく生活する。
そこにまた火事が起こる。
ストーリーはそれだけ。男はなぜ山火事を起こしたのか。他の家族はどこに行ったのか。
そして2度目の山火事は、男がやったのか。。細かい事は何も描かれず。
ただ、主人公が人間の身勝手な自然破壊の話をしたり、村の人間に疎まれながらも村にとどまったり、何かを示唆するようなシーンはいくつかあり、そこから観客はそれぞれ何かを受け取る感じ。
上映後の監督の話によると、この作品のテーマは受容とゆるし、と言ってました。
親子の中の受容という事なのかな。。
静かなシーンが続く中、圧倒的なのは山火事のシーン。
燃え盛る火の山、どうやって撮ったのかと思うほど近いです。
監督の話によると、監督の故郷のスペインのこの地域は山火事が多く、撮影は本当の山火事を待って撮ったとの事。
どうりで・・。しかし山火事待ちって初めて聞いたわ。
あっという間に焼き尽くされる村の人々の家。自然と人間。
感想が取り留めなくなる・・感じる作品なのかな。
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