みっちょむ

ドリー・ベルを覚えているかい?のみっちょむのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

家族、音楽、動物そして政治。
デビュー作からクストリッツァだった。
40年前の作品とはいえ冒頭から猿にタバコ渡したり、子供にタバコ吸わせたり、兄弟ぶん殴ったりいろいろひっかかりそうなシーン満載。でもクストリッツァのは人間の本能剥き出しの飾らなさが表現されていて潔さにしびれる。
父さんが雨に打たれながら、太陽はサラエヴォを照らすことはあるのか、いや無い、というようなことを言っている姿が印象的だった。
あと家族会議で書記をやってる三男がめんこかった。自転車良かったね。泣けた。
ダニーノが呟いていた「日々、あらゆる面で少しづつ向上を」…だったかな、彼は未来に押し潰されず向上し続けられたかな。
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