土平木艮

ドリー・ベルを覚えているかい?の土平木艮のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

⚫︎1980年頃の、社会主義国の田舎が舞台のお話。
⚫︎開始当初、誰が主人公なのか分からない。観てて頭に浮かんだワードが『カオス』。
⚫︎暫くすると、ウサギに催眠術かけようとしてる10代後半の少年・ディーノが主人公だと分かる。この辺から安心して観てられるようになる。
⚫︎ハト小屋に住むことになる方のドリー・ベルが魅力的。10代後半の少年なら『そりゃハマるな』って感じ。
⚫︎親父、面倒臭い男かと思ってたけど、意外と理解ある父親だった。
⚫︎何かにつけて家族会議開くのが、最初は『面倒臭い家だな』って思って観てたけど、徐々に楽しくなってくる。
⚫︎村の停滞した雰囲気も、最初は(自分自身も田舎者なので)何だか嫌な感じだったけど、これも徐々に慣れてくる。
⚫︎バンドに関しては、最後まで『イマイチだな』って感じのまま。
⚫︎作風が何だか『グタグタした感じ』。物語も『グタグタした感じ』。でも、青春時代って意外とそんな『グタグタした感じだよな』って感じるので、全てがマッチしているのかも知れない。
⚫︎終盤、ディーノとドリー・ベルが結ばれるシーン。露出は少ないけど、妙に官能度が高い。

⚫︎ハト小屋に住むのは衛生的にマズいと思う。
⚫︎ウサギの扱いが、なかなか酷い。
⚫︎『なんでアコーディオン?』って思ったが、キーボードの代わりらしい。
⚫︎サラエヴォ冬季五輪は、おそらくこの数年後。
土平木艮

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