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秋晴れの日にのmingoのレビュー・感想・評価

秋晴れの日に(1955年製作の映画)
4.0
今年の夏1番の衝撃が(福岡市総合図書館が発見した作家)この中山太郎の作品群とイメフォフェスで一回ずつ上映されたムートンフェイの二本の映画だろう(後者の作品はおそらく台湾映画の歴史が変わる)。

最強の台詞カウンセリング映画。ゴダール的と紹介されているがそれよりも漂う雰囲気は大島渚的である。国内の小型映画コンテストで初めて最高位を受賞した記念碑的作品。プレゼンター松本圭司さんが落ち込んだとき観たくなるというのもわかるように、女性の自意識過剰な内面を独白によって描いてみせるという意欲は謎に元気をもらえる気がする。心の声漏れすぎがな。当初太宰府天満宮のPR映画だと思ってたらしいけど、思わぬところに全国のアマチュア映画はまだまだ眠っているのかもしれない。PFF2019にて。
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