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秋晴れの日にのeigajikouのレビュー・感想・評価

秋晴れの日に(1955年製作の映画)
5.0
「PFFスペシャル講座 日本のゴダール? 伝説の8ミリ作家、中山太郎傑作選」

太宰府天満宮の観光ピーアール?
みたいな映像に、
お茶屋さんの店員のお姉さんの
独白が、
プロのアナウンサーのナレーションで入っている。
そのお姉さんの独白の内容がすごい。
自意識過剰で勝手に嫉妬深い…そしてとんでもない行動に出てしまうという展開。
映像と語りの内容のギャップがシュールすぎて立ち直れないほどの衝撃受けた。
この企画のナビゲーターで本作を発掘してスキャニングされた福岡市総合図書館松本圭二さんは、音声のない映像を先に発見、後で音声テープが見つかり内容に驚いたそうです。

「国内の小型映画コンテストで初めて最高位を受賞した記念碑的作品。ただし残存するプリントの状態が非常に悪く、長く見ることのできなかった幻の作品だった。今回、スキャニングによってデジタル化にぎりぎり成功。若く美しい女性の自意識過剰な内面を、彼女自身の独白によって描いてみせるという、かなりチャレンジングな珍作。」pff2019サイトより
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