このレビューはネタバレを含みます
何とも後に尾を引く作品だった。
ロングアイランド連続殺人事件。
実話の未解決事件。
三人の娘と母親の母子家庭.
長女シャナンは幼い頃、里親に育てられて、後に家計を助ける為売春婦となる。
実の子が売春婦、この時点で母親の心情が私には理解出来ない。
でも、それ程生活は追い込まれていた。
でも、でも、それでもだよ。
下の二人の妹達はこの事実は知らなかった。
三女は統合失調症でこちらも又問題を起こす。
そして悲劇が起きる。
長女が売春客をとった後、警察に救いの電話を入れたのを最後に行方不明となる。
翌日、謎の医師から自宅への電話。
これが私的にはすごく引っかかる。
警察の初動捜査の遅れ、売春婦に対する差別なのか後手後手に回る。
母と娘達は、生活全てを投げ打って行動を起こす。
そしてパトロール中の警察犬が偶然にも遺体を発見。
何と売春婦の複数の遺体が…惨い。
そして、そこは長女シャナンが最期に目撃された場所.
しかし
シャナンは依然行方不明。
《遺体が見つかれば悲しい、見つからなければまだ希望は持てる…
それでも怒りは消えない》
この台詞が悲しかった。
犯人は未だ捕まらない。
最後は衝撃の事実。
でも、もっと衝撃を受けたのはエンドロールでの実際の母親の姿と
そしてその数年後、母親は統合失調症の三女に刺殺されてしまった…と言う事実。
もうスコアなどつけらない。