ざくろ

仮面病棟のざくろのネタバレレビュー・内容・結末

仮面病棟(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2回目(20230708)
坂口健太郎目当てで観たものの、ストーリーが面白く、原作が気になった。
初見は種明かしのインパクトが大きく、展開の方に気を取られていたが、2回目になると真実を知っているからこそ、細かな表情から、より意味を想像したり、川崎13の悲しみと憎しみの深さ、宮田が気の毒かな…と登場人物たちの精神面に気持ちを寄せて観れた。

大事な姉を2度奪われたどころか、自身の内臓も奪われるとは。身分証明書を処分してまで…所謂、上級国民か…と怒りが湧いたが、まさか事故までも仕組まれていた…?と思うと怖くなる。

13さんが院長たちや宮田を殺すのに、素手で銃を触っていて、足が付かないか疑問だったが、既に身分証明関係は処分されているから、簡単には追われないのか…復讐を果たすことしか、彼女の気持ちを晴らすことが出来ない状況だったんだろう。

小堺先輩は最初は反論してるように見えて、結局病院に留まり続けていて、院長や自己保身のために従っていた、ということか。
ラストは受取手に委ねた締め方で、小説らしい。

綺麗事かもしれないが、命にも価値にも優劣は無くて、誰かの都合で勝手に命を奪われることはあってはならない。

髙嶋政宏の悪役、怖いなぁ…
坂口健太郎の白衣姿、似合うなあ。
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