アニメ「ギヴン」の後の物語。
劇場版はギヴンのメンバーである春樹と秋彦そして秋彦の元カレの雨月との大人組の複雑な恋愛模様と真冬が新しい曲を作りたいということで年末のライブフェス出場オーディションに向けて創作活動をするために雨月に会って秋彦との関係などを聞いたり、春樹の秋彦への思いや秋彦と雨月のいびつな関係を真冬の完成を通じて歌詞と曲を仕上げる。
雨月と秋彦の関係は複雑で大変だなぁと。でもそういう関係を一番理解していたのが真冬で、多分あのまま2人がこの関係を続けたら多かれ少なかれ自分の二の舞になってしまうんじゃないかと感じたんだろうね。
そして、秋彦は春樹が自分のことを好きだということを分かっているのにやはり雨月との関係を断ち切ることも春樹に対して素直にもなれず、春樹も当然怒るよね。
大人組のこじらせとは違い、高校生組は順調にアオハルを謳歌してる?真冬も同じ過ちを犯さないように立夏に対して甘えたり、思うことを伝える努力をしてるようだし、あと少し楽曲制作に行き詰ってる真冬に優しくす立夏のシーンが凄くよい。
最後、真冬の歌を聞いた雨月が秋彦の気持ちは完全に自分から春樹に移っていることを知って秋彦の存在、そして音楽を捨てられない自分という存在を改めて実感するシーン。秋彦と雨月の最後が切なかったけど、あれがないと秋彦も春樹に自分の正直な気持ちを伝えることなんてできないだろうし、それから最後のあのシーンの秋彦は今までに見た事も無い、あれが本当の秋彦の姿なんだろうなと感じました。
音楽も最高だし、BL作品だということで敬遠せずに見てほしい作品です。まずアニメを観てから是非本作を観てほしいですね。