このレビューはネタバレを含みます
ドリラーキラー
〜肩すかしのドリルすかし〜
主人公は売れない画家。生活がうまくいかなさすぎて精神を病み、ドリラーキラーとして活躍の場を見つける、自分探しスプラッタホラーです(嘘)
70年代の小汚いニューヨークが描かれており、その辺はすこし面白いです。ターミネーターの一作目の前半の雰囲気が好きなら気にいるかも。
しかしとにかく汚い。主人公の見た目も食べ方も生き方も、吐き散らかす道端のホームレスも、しまいには美女まで汚い。食事しながら見れないですね。あんなに汚くてまずそうなピザは初めてだぞ!タートルズだって食わねえよ!
まあ、同情できないジョーカーみたいなもんです。主人公がもう少しいい奴ならなあ😗
肝心のドリルシーンは、今のホラーと比べるとイマイチ。また、フルチホラーの後に見たのでどうしても比べてしまいますが、やっぱりイマイチです。
インパクトのある題名やジャケットですが、全体的に肩すかしですね。
⚠️以下ネタバレです⚠️
🎬やらないのかよ!
騒音を撒き散らす音楽家気取りの生きた公害ども。クライマックスではアイツら全員、頭の風通しが良くなるものだとワクワクしていたんですが、突然のエンドクレジットにズッコケました。
ストレスを溜めさせるだけ溜めさせてスッキリさせないなんて、いったい何のつもりでしょうか。本作最大の愚行です。
成功して幸せになる芸術家と、殺人鬼にまで落ちる芸術家を対比させて、監督は何か言いたかったのでしょうか。う〜ん、何も伝わらん・・😅
🎬無差別ホームレス殺人
なぜか主人公は、悩みのもとのバンドマン達は殺さずに、罪のないホームレス達をドリルで殺しまくります。あまりにもテンポがよいので笑いましたけど、なんでホームレス?冒頭のお爺さんと関係あるのかな?
しかし短時間でとんでもない数を手にかけましたね。ジェイソンも引くテンポの良さでした。お前はホームレス排除建築の付喪神か。差別はいかん。バンドマンもホームレスも公平に扱わなきゃね😃
でも出入口で寝るような迷惑な奴は、積極的にドリルしてオッケーです👌
🎬レズビアンズ
突然まったく意味のないレズカップルのシャワーシーンが出てきて、エロアニメみたいにピンクだったので腰が抜けました🤣
🎬うさぎ
さすがに不快なだけでした。
🎬パートナーには優しく
この映画で一番印象に残ったのは、彼女に捨てられるシーンですね。日頃から敬意を払って彼女に接していれば捨てられることもなかったろうに・・自業自得ですね。
私も思い当たることがありすぎるので気をつけよう😇
🎬ドアに穴を空けよう
この映画で一番面白かったシーンです。パンツ一丁で電気ドリルのコードにからまって、ぎこちなくドリルを構える姿からもう面白い。
穴を空ける位置をなかなか決められない優柔不断さで2倍面白い。
Blu-rayに長尺版も収録されていましたが、あんまり見る気にはならないですねえ。