変わった（ひねくれた？）戦争映画が多いという印象があるオーストラリア製戦争映画なんですけど、これもちょっと変わってた。
ベトナム戦争・ロングタンの戦いが題材。
砲兵大活躍のリアルな戦闘、最前線の慰問公演や決して一枚岩ではない司令部、装甲車で救出に行くなど、面白いプロットがてんこもり。
なんだけど、
・序盤のちゃらんぽらんな兵士のくだり。
・誰が優秀で、誰が悪いのかさっぱりわからん。
・現場の独断専行（命令に背いて助けにいくところ、待ってろいうのを無視して先に進んだところなど）が結果オーライ。命令どおりにしてたら大変だった。
・急激に建立しはじめる死亡フラグ。しかもベタすぎるやつ。
このあたりが本当によくわからない。
優秀なやつとかそうじゃないやつとか、いいやつとか悪いやつとかそういうの関係ないんだよというメッセージがあるってんならまだわかるんだけど、それは真意じゃなさそう。
作中には出てこないけど、ベトコンの使っている迫撃砲は日本旧軍の70mm榴弾砲とのことでした。
ほんとオーストラリアの戦争映画って変だよね。すげーと思ったのは「誓い」くらいかな？
面白かった。
