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ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男のsoftmachineのレビュー・感想・評価

4.0
素知らぬ顔で有毒物質を垂れ流しにしていた企業を相手に、実に30年以上に渡って闘う弁護士の実話。

不正を訴えるという正義の行為が、これほどまでに人生を犠牲にしないと成し遂げられないものなのかということがイヤというほど描かれる。ロブえらいなと思うけど、たぶん私はここまで戦えないかなと弱気になる。(田中正造とかに比べればまだマシだけど)

そういえばある時期から、このブランドの製品あまり見かけないなとは思っていた。日本ではそれほどこの事件が公になってないことに驚いたし、他にも隠されている不都合な事実が世の中には山ほどあるんだろうなと思うと暗澹たる気持ちになる。アメリカの巨大企業の持つ権力の恐ろしさを実感させられた。

まあ観た人の殆どが鑑賞中、今までどのくらいの年月テフロンのフライパン使ってきたか思い出そうとし、鑑賞後には、新しいフライパンの購入を検討するであろう映画。

主人公のボス役どこかで見たようなと思ったら、ティム・ロビンスでビックリ。童顔イメージだったけど、ちゃんとおじいさんになってた。
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