深く深く感動し、涙が溢れました。
泣き虫じいさんの私は、映画を観てすぐ泣きますが、この映画の涙の成分は、家族愛だったり、人間の存在意義だったり、巨大企業の欺瞞への怒りだったり、。
『はじまりのうた』や、『アベンジャーズ』でハルクを演じてスーパースターとなったマークラファロが、この企業公害の事実をニューヨークタイムズの記事で知り、自らがプロデューサーとなって執念で作り上げた本作。
アメリカには1940年代の『素晴らしき哉、人生!』から脈々と良く生きることの意味を問う魂の佳作が生まれ続ける土壌はある。
アンハサウェイの奥さん、凄く良かった。完全に脇にまわりながらも、マークラファロの熱意に共鳴して、出演したのだろう。今作での二人の抱擁シーンで最も涙が出た。
そして、なんといっても
『ショーシャンクの空に』の主演、テイムロビンスがマークラファロの上司として、素晴らしき存在感を発揮しています。
サンドラブロックと『あなたが寝てる間に』で恋人を演じたビルプルマンも、脇ながらいぶし銀の魅力が炸裂。
そしてなんといっても、マークラファロがガソリンスタンドで出会った彼!
いやあ、映画ってホントにいいものですね!