RIKU

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男のRIKUのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

スカッとする裁判の場面など無いし、盛り上がる場面も無い。何故ならこれが実話であり、現在も続く問題だから。
ただこれを映画に出来るのは、弁護士ロブの尋常では無い忍耐力、信念があるからこそだろう。

企業の裏がバレて、ニュースにもなっている状況でも地道で長い道のりが続く、いわゆる企業暴露系の映画の展開とは全く掛け離れた現実。

数字として表れていない”receptor“がどれほど居るのかと考えると恐ろしい。

デュポンCEOに研究結果の書類を突きつける場面は迫真。

最後のバッキーが現れるシーン。
今まではこの事件を象徴する奇形児であった彼が、日常に溶け込み生活をしている場面を最後に持ってきたのは、いい意味でやっぱり映画だなと感じたし、効果的かつ上手く構成されている。

多くの人が知るべき事実だし、自分自身にも関わる問題というところから5.0評価。
RIKU

RIKU