日本の漫画などから影響を受けた中国のアニメ作品。ラジオ等で評判が良いのは知っていましたが期待以上に面白く、続編が非常に楽しみになる作品でした。
人間と妖精の共存をテーマにしたよくある普遍的なお話は、劇的なツイストこそないのにこれだけ丁寧に描かれるとこうも面白くなるんだというのが一番の収穫でした。
一人ひとり魅力的に描かれたキャラクターたちはどれももっと知りたくなるようにうまく作品に溶け込んでおり、アクションシーンなどで出てくる背景の一般人たちの描き方さえ物語的な意味を持たせている点が素晴らしかったです。
NARUTOの影響をモロに受けたように木や火・金属などを操る妖精たちが能力を活用するアクションシーンはどれも凄く、一つ一つが普通の作品のクライマックス相当の動きで楽しませてくれました。
終わった後には100分の映画だったとは思えないほど背景の説明や物語展開が上手くなされていたのに、笑えるコメディシーンなんかもたくさん入っているのも好きなトコロです。
鬼滅も好きですが、本作も笑えるシーンは多くアクションシーンもかっこいいのでもっと見てほしいなと心から思う作品でした。
