TV用に編集されたアニメの方は見てたけど、せっかくだから去年の年末に録画した映画版も。
相変わらず全編の作画が破格のクオリティ。ストーリーも重厚なメッセージを宿してて、単なる娯楽映画だけでは収まらない完成度。故郷を奪われたフーシーの嘆きや怨恨の末路。フーシーや仲間たちが大好きなシャオへイが世界を知って、他者を知って、生きる道を模索する。絆が芽生えて、最高の弟子と認めていくムゲン。
何度見ても三人のドラマは激しく切なくて、かのスタジオジブリにも負けない世界レベルかと。何度見てもフーシー役の櫻井さんのお芝居が悲劇的で儚すぎたこの役にピッタリで、色々と複雑な余韻を残していましたね。