今まで見たアニメ映画作品の中で1番だった。
そのくらい作画、シナリオ共に良く、エヴァンゲリオンで満足してるとこういう所に追い抜かれるというのは本当にこういう事なんだなと危機感を持ってしまうほどのクオリティだった。
どちらもいい作品ではあるが、違う意味で本当にすごい作品だ。
猫の妖精、小黒(クロ)という子供が悪についてを考えていく作品。
本当にポスター詐欺を良い意味で食らわされる。
無限という【空間】を操れる悪に連れられながら、一番最初に助けてくれた青年とどちらが悪なのかを考えていく姿がとても印象的だった。
皆はキャラ萌？と言うやつなのだろうがそういう事ではなく、悪そうな少年が本当は1番優しかったりするそういう優しさとかに心を奪われて欲しいと思った。
(プロメアも社会的な問題なども視野に入れずにただただキャラ萌してるのを見て萎えたからこの作品は広まって欲しくない)
10分おきぐらいに起きる笑いとジョーク、子供らしさから来る面白さ、素直じゃない2人の様子は成長というのに相応しいとそう思う。
最後のシーンは分かっていても涙が出そうだった。
良い作品をありがとう。
アニメだからこそできる表現が詰め込まれた良い作品でした。
盛り上がっては欲しくはないが本当に色々な人に見て欲しい。
ただ、キャラしか見ない人はそのままプロメアを見ていて欲しい。
そのくらい、悪という難しさに立ち向かう様子が勇敢で素晴らしかったから。
