羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来の和桜のネタバレレビュー・内容・結末

人間社会に様々な妖精が隠れて表面的には共存している世界。人間側の森林開発により住処を追われた猫の妖精が、自身の居場所を求めて放浪する。一旦は仲間や居場所を見つけたかと思えば敵に襲われ、その敵と旅をすることで様々な考えや技術を学んでいく。共存や単純な善悪二元論を否定する話としては普通なんだけど、シャオヘイの幼さもムゲンの寛容さというキャラの魅力も活きたロードムービー。

見所はやっぱりヌルヌル動く映像で、緩急あるアクションが素晴らしい。ただ前評判から期待しすぎたとも言えるんだけど、革新的な映像や物語というわけではない。だけど日本のアニメに通じるものが多くあって、日本人的にはかなり熱くなるはず。
もっといえば大きなスクリーンと劇場施設でみたかったな。スパイダーバースと無意識に比べてしまってる部分があるけど、劇場スペックが違いすぎる。一般向けに流行りそうな内容なだけにもっと色んな映画館で上映して欲しかった。