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ミセス・ノイズィのyuzameのレビュー・感想・評価

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)
4.0
面白かった。
現代の羅生門って、言い得て妙。

思い込みで人を判断する。
確かにこの世に怖い事は多い。
けど、そのせいで色んなことを
バイアスがかかった状態でしか
見られなくなってる。
マキの不安は、彼女が変だからでは無くて
ごくごく常識の範囲だと思う。

マキ、レッドブル飲み過ぎや。

マキのストレスの一端は
ダンナにもあると思うけど
まぁ、お互い様って感じもした。

シゲオさんの虫の幻覚描写は
キモかった〜。のけぞっちゃった。

若い編集者、
不労所得が勝ち組と言う従兄弟。
実力が伴わない、まだ未熟な若者の言葉を
鵜呑みにしてしまうマキ。
ここも、どっちもどっちって思った。

聞きたい人の話にだけ耳を貸す。
厳しい事を言う人は無視。
中年あるあるだな。
大いに心当たりがあって胸が痛い。
弁護士に食い下がるのとか、
やっちゃいそう。。

子供の腕のアザを見て、
それぞれに勝手な解釈をする。
お互いの虐待を疑う。
子供の言う事は
ハナから信用してないのな。

キャバ嬢の女の子の意見が
マトモって言うか、
ステレオタイプな
客に媚び売る女の人に描いてないのが
珍しいと思ったし、好感が持てた。

若田さんも、
シゲオさんを守らなくてはと言う
使命感、正義感に凝り固まり過ぎて、
少し視野が狭くなってると思った。
でもその過剰なまでの正義感が、
敵であったはずの
マキを助ける行動に繋がる。
利他的な人。弱い人に優しい人。
若田さん家、好きだったなー。
清潔な畳の部屋。居心地良さそうでした。

ナッちゃん役の子は本当に上手だなー。
普通の子供が本当に上手。
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