NickyBrightness

ミセス・ノイズィのNickyBrightnessのレビュー・感想・評価

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)
3.9
タイトルから、僕も含め多くの人が、あの「引っ越し、引っ越し」騒音おばさん事件を思い出すだろう。実際、布団を早朝からバタバタ叩くシーンなんかは、まさにそのものだ。しかし、作品中のおばさん・美和子は柔和で優しい面も持ち合わせており、精神疾患で虫が這う幻覚に悩まされている夫の為の行動であったりもするのだ。主人公でスランプに悩む作家・真紀の娘の世話も良くしてくれる。

美和子の親切を悪意に受け止める真紀は、このご近所トラブルを題材に小説を書き始め、SNSを含めたメディアであっという間に拡散、そして注目を浴びるようになるが、これが思わぬ方向に向かってしまう。

最後は、ほんわり温かい気持ちになる作品だった。
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