ミニシアター巡り④
[CINEMA Chupki TABATA(シネマ・チュプキ・タバタ)]で鑑賞しました!
2005年に起きた奈良騒音傷害事件をモチーフに、監督のオリジナル脚本によって作られた今作。
メディアのあり方や、SNSの拡散力の怖さ、人を真に理解するとはどういうことなのかなど、様々なことに疑問を投げかけ、気付きを与えてくれる作品でした。
途中で家族の視点が切り替わり、なぜおばさんがあのような行動をとっていたのかが分かったときには、ある種の衝撃がありました。
視点が切り替わるまで多くの観客が、このおばさんのことを迷惑で変わった人と感じると思います。僕もそうでした。
しかし、視点が切り替わりこのおばさんの別の一面が見えてきたとき、ベランダから見えるだけの断片的な情報ですべてを理解した気になっていた自分を恥じるような感覚を覚えました。
人は多面的なものであり、1つの視点からの理解だけでは、決してすべてを理解することはできないという気付きをこの映画は与えてくれました。
《鑑賞者:たくみ》
ミニシアターを応援したいという気持ちから、学生応援団のメンバーでいくつかのミニシアターにお邪魔させていただきました。
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