ぷーこ

ミセス・ノイズィのぷーこのネタバレレビュー・内容・結末

ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

まさに「笑って泣ける」映画でした。
途中からスイッチが入りジェットコースターのアトラクションの様な感覚を感じました。
天野千尋監督があるコメントで書いていた「私たちの身の周りで『争い』は絶えません。」というこの言葉がじわじわとこの作品のベースとして血液の如く循環しています。
多くの人が恐らく、篠原ゆき子さん演じる吉岡真紀なんだと思います。
でも本当は全てに裏と表、光と闇がある様にそれぞれにそれぞれの価値観や生活があり育った環境や人間関係によっても様々なこと、事情が変化します。
長尾卓磨旦那さん演じる吉岡裕一が言う「見え方の角度によって違って見える」という事なんだと思います。
吉岡真紀が弁護士事務所で「どうして?私がはじめは被害者だったのに」と言っていた言葉も現代的を表していました。
顔の見えないSNSの世界では誰かが常にターゲットなのです。メディアもまた同じことが言えます。なんとでも造れてしまうのです。
この映画の中でも何度も出てくる「常識」「非常識」というものが全て造ってしまえるからなのです。
是非劇場でご自身の常識非常識の意味と照らし合わせてみてください!
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