tacky

バーレスクのtackyのレビュー・感想・評価

バーレスク(2019年製作の映画)
2.0
太っているせいで自信も無く、差別されてきた主人公が、バーレスク・ダンスと出会い、自信と人生を取り戻す物語‥と言えば感動モノである。
が、しかし私には共感できなかった。

一人の女性として、肥満体型(あえてそう呼ばせていただきます)を逆手に取って、セクシーさをアピールするバーレスク・ダンスにのめり込む姿は良かったが、反面、普段の教師としての態度が、なってないのだ。

キッカケがイジメであっても、自分の体型を茶化されただけで、ヨーグルト?を頭からかけるか?
その生徒がいつもダウンジャケットを着ている事から、配慮もなく「アムンゼン」なるあだ名をつけた事。
その生徒が、実は障害者で理由があったのがわかっても、自分の主張を曲げないで、みんなの前に裸を曝け出せと言う。
母親の校長の保護の元に教職を続けている事。
彼氏と学校内という職場でイチャイチャする事。
何らかの努力もせずに、ただ大量に食べて、母親の遺伝で仕方ないのだのだと常に思っている事。

こんな不敵外教育者は、すぐに辞めるべきで、それなら好きなバーレスク・ダンスで生きていけば良い。

障害のある息子を持った父親を、まるでモンスター・ペアレント扱いしているが、この父親はマトモで、私も親なら当然こんな理不尽な教師は許せないと思う。

「アイ・フィール・プリティ」が体型を気にする人々に勇気を与える作品だったのに、この作品は主人公のせいでとても不愉快な作品となった。
もっと希望を与えてくれよ。
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