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ディスコのlpのレビュー・感想・評価

ディスコ(2019年製作の映画)
2.7
東京国際映画祭にて鑑賞。

コンペ2本目はノルウェーの『ディスコ』。日本でもノーザンライツフェスティバルが毎年冬に開催されるなど、プレゼンスと注目度が高い北欧映画とあって期待値は高め。「信仰への傾倒」というテーマも興味深い。そんな訳で早速鑑賞することに。
しかし、残念ながら個人的にはやや不発に終わってしまった。

ダンス大会で優勝を重ねる少女が主人公。家族は主人公も含めて全員が敬虔なクリスチャンであるが、どうにも継父との折り合いは宜しくない。そんな時に主人公がスランプに陥り・・・という話。

ネタバレ回避のために詳細は書かないけれど、ここから先の展開にイマイチ嵌まらなかった。宗教を巡る類似した題材で、もっと刺激的で踏み込んだ作品が幾つか思い浮かんでしまい、些か今作は刺激不足に映ってしまった。主演のヨセフィン・フリーダ・ペターセンは良いし、ドライに事象を映す硬派な創りも巧く機能していて、決して今作の出来自体が悪いとまでは思わなかったのだけれども。。。

個人的にはあまり嵌まらなかったけれど、未だもう1回上映があるので、気になる方はこの機会にぜひ。
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