仲のいい方がレビューしてたのをずっと前にClipしてて、今回やっと観賞。
静かでゆったりとしていて、何の変哲もない日常を映したかのような作品。こういうの好きだなあ。
主演の二人は実の叔父と姪らしく、撮影現場も実際のお住まいそのままだそうで、それだけに演技っぽくないリアルなやり取りと生活感を感じ取れます。
二人の静かな酪農生活が静だとしたら、食事中のテレビから流れてくる世間のニュースが動のような対比になってて、まるで二人だけ別の世界にいるかのよう。
二人の生活に立つさざ波も、日常の変化としてはささやかなものですが、そんな繊細な変化に基づいた主張しすぎない撮りくちが凄くいい。
回転寿司やアジアのニュースなんかも、ちょいちょい日本をリスペクトしてくれてると思ったら、日本とゆかりのある監督さんだそう。遠いデンマークの地ともこうして繋がりがあるのは嬉しいね。
今回かなり探してた作品だけに、観賞前にあれこれ調べてから観てしまいました。結果、ニ回続けて観賞。個人的にはお気に入りです。
昔ながらの酪農は今どんどん数を減らされてる業種ですが、自分はこういう人間味ある素朴な生活が好きだから、雰囲気だけでもかなりツボな作品。この地味でアナログな生活感がいいんだなあ。
あとどうでもいいけど、デンマークのパンが美味しそうだったよー笑