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わたしの叔父さんのseishirowのレビュー・感想・評価

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
2.0
デンマークは酪農大国。ただ、日本同様、このような古い設備の牧場で家族経営しているというのが大半なのだろう。
私は仕事でほぼ毎日どこかしらの牧場に行っているので、色々思いつつ映画を見た。
特に、すごくよく似た境遇で働いている客を知っているのでモヤモヤする。
この映画では家業を継ぐことで自分の人生が犠牲になってる風でもあり、結局収まるべきところに収まっている風でもあり。
映画の二人は例えば酪農辞めて肉牛にするとかすれば楽になるはず。大変なのは搾乳なんだから。エサも配合飼料は別にして草は自分とこで育てているでしょう。叔父さんが本格的に動けなくなったら変化があるのかもしれないけど、それを待ってるので良いのか?という気持ちは見てる人が皆思うところかも。

余談だけど、以前デンマークのメーカーにタイストール(映画のように牛を繋ぎっぱなしの牛舎)の商品の問い合わせをしたときに、対応してないと返事が来たのでてっきりデンマークではタイストールがないのかと勝手に思ってたが、あるんだな。
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