最高のバディ
現代社会の問題を提訴したなかなか良き作品だった。
その問題というのが、田舎のこういった家庭でよくある話。
若い人が叔父さんを面倒しないといけないばっかりに、自分の人生をどう選択して行けばよいかというお話。
いわゆる、今話題の親ガチャがテーマですよね。
それをデンマークの綺麗な田舎を舞台に、淡々と日常が流れていく。この姪は自分は獣医や恋をしたいのに、叔父さんの面倒を見やんといけんばっかりにイライラする。
でも、それを理解しようと叔父さんも自分で生きるように生活しようとするが、上手くいない…そんな思いを頼れそうな男に頼るも酒を呑んでたとクソ野郎。
なんで報われないお話や…
それを秀逸に淡々と魅せてくれるこの映画。
別に2人は嫌な関係でもないけど、こういった行き違いがとても上手やった。
別に何にイラついてるとか台詞にしなくてもシチュエーションで2人の思っていることがわかってしまう。勉強になります!
テレビがずっとなんか強調されているなと思ったら、やはり最後にオチが待ってましたね。2人の沈黙を保っていたデジタル機器が無くなった時に本当に2人はどう歩んでいくのか…面と向かってアナログ方法で、しっかりと語り合ってくださいねと監督のメッセージやったんかな?
うん、とても静謐に溢れたよい映画だった。
チェケラ〜