あんときの井上

わたしの叔父さんのあんときの井上のレビュー・感想・評価

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
3.8
「日常の中にこそ大切なものがあります」

クリスと叔父さんが無口過ぎて映画の存続自体心配になるレベルだけど、ラストの叔父さんを見るクリスの瞬きで終わる瞬間が必見の映画。

クリスが叔父さんに何かを言いかけようとして映画は終わったように思う。

私は、家を出ることを叔父さんに伝えようとしたんだと思った。

淡々としていて余白が多い映画です。

だからこそ多様な解釈が可能なラストは、この映画の豊穣さを雄弁に物語っています。
あんときの井上

あんときの井上