紫陽花

わたしの叔父さんの紫陽花のレビュー・感想・評価

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
5.0
・初デートに叔父さんがついて来る
・食欲がない叔父を心配して故障した車の代わりにトラクターに乗って美味しいパンをたくさん買う
・マスカラを水で薄める(頻繁にお化粧をして出かけることがない)
・叔父さんに髪を切ってもらい、ヘアアイロンを買ってもらう
・紙パックに入ったヨーグルト的な濃さの物にフレーク的な物をかけて食す(美味しそう)
・食事がすすまない叔父のため自宅での朝食セット(トースターまで)を入院先に持ち込む
・決定的なことがあっても寄り添ってたくさんのラブレターをくれる若者

素敵な作品でした。一見、農村でのゆったりとしたストーリーかと思いきや主人公の背景が重くて、それゆえに唯一の肉親の叔父の存在に依存していて、もはや子供以上のややこしさ。
ただ、叔父が倒れた時は迫真の演技でカメラワークも良かったです。
主人公に想いを寄せる若者やご近所の獣医も温かく見守ってくれ、最後は静かな日常に素敵な何かが起こるような雰囲気と緊張感があり最高に良かったです。