Naoya

叫び声のNaoyaのレビュー・感想・評価

叫び声(2019年製作の映画)
2.0
関東郊外の農村。年老いた祖母と2人で暮らす豚飼いの男は、豚舎で黙々と働いていた。ヒューマンドラマ作。極力人の声を排除して豚舎の1週間を淡々と描いており、日常の空間の“音”そのものを切り取った内容は、日々繰り返す日常の何気なさを描いていながらも、一切同じ場面がない事を実感させられるようで、ドキュメンタリー作のような不思議な力強さも感じられる。場面場面で“その時”をしっかり映しこんでます。モノクロで、異質な展開で、エンターテインメント性も排除されているので、映画としての面白さはほぼないが、印象深く感じさせる魅力はある。タイトルも良い。
Naoya

Naoya