クリス・マイケル監督 SRGOS FILMS U-NEXT
1962年のフランスSF映画。なんかとてもゴダールのアルファヴィルを思い出させるし、有名なSF作品を想起させるんですけれど、1番早く製作されているのがこの作品です。
止め絵とナレーションで魅せるのが画期的だし、SFのディティールや設定による説得力を持たせる事をある意味放棄しているのに、ちゃんとSF作品に仕上がってて、凄いアイディア。でも1回しか使えないアイディアですし、そう言う意味で「ユージュアル・サスペクツ」と同じくらい罪深い作品という事になると思います。ま、当時はこれしか出来なかったんだとも思いますけれど。
飛行場で見かけた女が気になる男が第3次世界大戦に巻き込まれ・・・というのが冒頭です。
これは、どうしてもジェイムズ・ティプトリーJrを連想しますけれど、デビューは1968年なんでこっちの方が早い!!果たしてこの作品をジェイムズ・ティプトリー・Jrは観ていたのだろうか・・・そう言う意味でも斬新かつ早い!
とにかく何も情報を入れないで観るのが大切だと思います。
そしてどうしても、あの監督のあの作品を連想させるし、なんならティプトリーJrのあの名作短編も連想しますけれど、全部ネタバレになるので・・・
SF作品が好きな方に、ジェイムズ・ティプトリーJrの作品が好きな方にオススメ致します。