月下香

ラ・ジュテの月下香のネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

🌙2024.01.26_24-32

「La Jetée」 日本語で「送迎台」

クリス・マルケルという写真家兼映画監督の作品。映像ではなくモノクロの写真で構成された30分の作品。映像はたった1シーン。その1シーンが流れた時、写真で構成された意味が分かった気がした。

最初は何だこれと思っていたけど、気づいたらこの映画の虜になっていた。好き嫌いは分かれそうだけど、1度は見て良い作品だと思う。
30分でストーリーが綺麗に纏められていて冒頭に繋がる。永遠に繰り返す世界...結末を理解した時の絶望感...

それにしても第三次世界大戦や時間旅行...だんだんと歴史を見ているような、ドキュメンタリー映画のような気分になってくるのは何故だろうか...映像ではなくモノクロの写真で動かない分リアルに見えるからなのか、無いはずの記憶が蘇ってきた不思議な気分...
もしかしたら未来の話か、もしくはパラレルワールドの話なのかもと思うと夢がある。

あと時間旅行の際に付けるアイマスクがクセ強くて時代を感じた...笑

「自分が話しかけないとき彼女は死んでいる」
月下香

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