ヤスマサ

約束のネバーランドのヤスマサのレビュー・感想・評価

約束のネバーランド(2020年製作の映画)
3.0
漫画の「約束のネバーランド」の実写映画化。
鬼の食用肉としての人間を育てる農園から脱出を試みる子供達を描いたSFファンタジー・ホラー。

漫画未読、アニメ未視聴。
人間と鬼が共存する世界で、鬼に提供する食肉用に子供を育てる施設が、孤児院「グレイス・フィールドハウス」の実態だ。
現実を知り、脱走計画を企てる食肉児たちと、母親代わりで“ママ”と呼ばれるイザベラ(北川景子)との攻防が見もの。
ただ、登場人物の欧米人に見立てた感じに、なかなか入り込めなかった。
救いは無くても可能性を信じて外の世界へ出ていくのか、限られた時間を出来うる限り充実させるのか…、そんな台詞に幸せの価値観を考えさせられる。
何かの目的のために育てられるという環境は、一見「わたしを離さないで」や「アイランド」といった世界観を思わせ、自分の存在意義を問われているようだ。
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