プリオ

約束のネバーランドのプリオのレビュー・感想・評価

約束のネバーランド(2020年製作の映画)
2.5
子供は鬼の食用のために施設で育てられ、時期が来たら出荷されるという、恐ろしい話。

そんな残酷な真実を知ってしまった子供たちは、施設からの脱出を試みる。

しかし、そこに立ち塞がる北川景子演じるママ。

ママは言う。
諦めろ、と。
抗うから辛くなる、諦めたら楽になる、と。

だが、子供たちは、事実を明らかに見て、この世界の真実を明らかにするために、ママに挑むのだ。

物語は、この子供たちとママの攻防が軸となっていて、ママとの心理戦はなかなか楽しめた。

北川景子のスッと真顔になる演技も良かったし、渡辺直美の顔芸も笑えたし、いいところもあった。

しかし、だ。

いくんせん、子供たちの演技が下手なのが気になってしまった。

演技が上手いとか下手とかってあまり気にならない方だけど、これはさすがにあかんのでは、と思った。

誰とは言わないけど、一際酷い子がひとりいて、映画に集中できないレベルでした。

あと、作品のテイストが全体的にヌルいところや、演出が下手で全くドキドキハラハラしないところとか、現代の日本映画の悪い所がたくさん詰まっている感じがしましたね。
プリオ

プリオ