怒髪猫なんじゃった

帰郷の怒髪猫なんじゃったのレビュー・感想・評価

帰郷(2019年製作の映画)
3.3
原作は藤沢周平の初期短編小説の🎬化です・・これは読んでませんでした。


仲代達矢主演の老いた渡世人の藤沢作品と云う事でもの凄く期待して鑑賞しましたが・・ちょっと拍子抜けでした。


贄川から馬籠まで木曽十一宿の木曽路の谷間を縫う要の位置に木曽福島宿がある。
かつて木曽福島を縄張りとする博打打ちだった主人公が親分の罪を被り江戸に身を隠す・・木曽福島には心を通じた女が居たが3年後に必ず帰って来ると約束した。

江戸で身を寄せていた処の人妻と間違いを起こしてしまい家主と妻も殺してしまい江戸を離れ30年・・

月日は流れ病に侵された主人公の募る望郷の念が故郷木曽福島へと向かわせる。


「木曽はすべて山の中・・」美しい自然遥か彼方に聳える御嶽山・・映像は素晴らしいのだがストーリーが緩慢過ぎて長い長いそして音楽が似つかわしく無いクラシックだから何か拍子抜けでした。


それにしても常盤貴子と云う女優さんは以前から好いなぁと思ってましたがやっぱり好かった・・とても稀有な女優さんですね。