役者陣のお芝居がすごかったです。
舞台版からも続投されている方々がしっかりと脇を固めているなという印象。
閉鎖的な社会で自分の身を売るという生き方しか知らない人々が小さな、それでも当人たちからすれば大きなヒエラルキーの中で生活を営む姿を見て、酷な環境の中で生きるとは絶望の中で小さな希望を見出す作業なのかもしれないなと感じました。
物語の中で真っ当という言葉が強く印象に残るように作られているとは思いますが、改めて真っ当とは至極難しく、たくさんの要素が折り重なってできているなと考えさせられました。
本作でのお気に入りのセリフ
「無理にでも笑え」